失うものはお金と信用…借金返済延滞の大きな代償を知ってますか?

テレビコマーシャルの宣伝効果やインターネット、コンビニATMの普及による利便性の向上などの後押しもあり、キャッシングに対するハードルは、以前に比べればかなり低くなっています。確かにキャッシングは手軽に必要なお金を借り入れできる便利なサービスです。こういったものが利用しやすくなるというのは頼もしいことでもあります。とは言え、気軽なキャッシングでも借金であることに変わりはありません。借りたお金は返さなければいけません。手軽さにばかり目が行って、そんな当たり前のことを忘れがちになっている人もいるのではないでしょうか?

借りる時のステップはどんどん簡略化されてきているのに対して、返済の遅れに関するリスクは変わらずに存在しています。キャッシングを利用するのであれば、返済をきちんと行わないとどうなるかは知っておくべきだと言えます。

多くのキャッシング会社は返済を月々分割で行うリボ払い方式をとっています。毎月の負担が少ない反面、返済は数ヶ月から時には年単位の長期に渡ることが多いので、返済計画をしっかり立てておく必要があります。もし返済を期日までに行わなかった場合、直近のペナルティとして遅延損害金というものが発生します。これは延滞した日数に応じて通常よりも高い利息が付くシステムです。もしもうっかり返済期日を忘れてしまっていたのであれば、できるだけ早く入金しないとこの遅延損害金がどんどん加算されていってしまいます。さらに延滞が長引いたり、毎月のように延滞を続けていると、その行為は悪質なものであるとみなされます。そうなると融資限度額の減額や、利用停止などの重いペナルティが課されることになります。

延滞のリスクは金銭的な損失だけではありません。一番の問題は、金銭に関する社会的な信用を失うことにあります。キャッシング会社や銀行を含めたほぼすべての金融機関は、個人信用情報調査機関というところで記録を共有しています。この機関にはキャッシングの利用履歴はもちろん、延滞のような問題を起こせばそれが事故情報として登録されてしまうのです。俗にいう『ブラックリストに載る』というのはこの状態を指します。こうなると、キャッシング会社の審査をクリアするのは難しくなります。さらにその記録は5~10年という長期間にわたって残ることになります。将来車や家を買おうと考えたとき、ローンを組む障害になる可能性すらあるのです。

返済の延滞に伴うリスクを考えれば、無計画にキャッシングを利用することの危険性がよくわかりますよね。計画的に無理のない範囲での利用を心がけましょう。

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