手軽で便利、頼りになるけど…キャッシングの隠れたデメリットとは?

必要な時にすぐ借り入れのできるキャッシングは非常に頼りになります。しかも手続きは非常に簡略化されており、面倒な手間をかけることなく現金が手に入るのです。そんな手軽で便利なキャッシングですが、メリットばかりとは言えません。むしろその手軽さ、便利さにこそ隠れたデメリットがあるのです。

最初に述べたとおり、キャッシングの借り入れに要する手続きは非常に簡略化されてきています。会社によってはわざわざ店舗に行かずともインターネットを通じて申し込みをすることができ、早ければその日のうちに現金を手に入れることが可能です。また、一度キャッシングカードを作ってしまえば、専用ATMや提携しているコンビニATMなどを利用していつでもどこでもすぐに借り入れをすることができます。手軽で便利であるというのは、いいことでもありますが、それと同時にある危険をはらんでいます。それは、キャッシングが借金であることを意識しなくなってしまうというデメリットです。

あまり簡単に借り入れをすることができると、それが借りたお金であるという認識が薄れてしまいがちです。本来であれば、キャッシングとは言え借金なのですから、どうしても必要に迫られた時に利用するべきものです。ところがキャッシング=借金という意識がないと、欲しいものを買うため、やりたいことをやるためというような理由で借り入れをするようになってしまいかねません。いわば、浪費のためにキャッシングを利用するようになってしまうのです。

浪費のための借り入れでも、ちゃんと返済すればいいじゃないかと思うかもしれません。お金を貸す側としては、貸したお金が返ってくれば問題ありません。ですが、借り手側はどうでしょうか?キャッシングは借金である以上、利息というものが発生します。ほとんどの場合、利息は年に何%というように設定されており、それを日割りで計算することになっています。つまり、返済期間が長くなればなるほど、利息の支払額は大きくなっていきます。キャッシングのメリットの1つとして、返済が月々の分割払いなので負担が少ないということが挙げられます。確かに利用しやすさという面ではメリットですが、この方法をとれば返済期間はどうしても長くなります。そうなれば自然と利息が返済金額に占める割合は大きくなってしまうのです。

キャッシングは手軽で便利だからこそ、使いすぎてしまう危険性が高いのです。キャッシングは借金であることを正しく認識しておきましょう。上手に利用するには自己管理が非常に大切になります。

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